![【セッション定番曲パターン習得!!vol/2】Chameleon / Herbie Hancock](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/chameleon_thumbnail.jpg)
はじめに
こんにちは!ドラマーの辻川郷です。
今回はファンクセッション4Cと呼ばれるファンクセッション定番曲(Cantalope Island、The Chicken、Cissy Strut、Chameleon)の中から一曲ピックアップしてそのリズムパターンを解説してみたいと思います。このようなリズムパターンです。
![カメレオンのリズムパターン](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-05-233605-300x135.png)
それでは早速解説していきたいと思います。
ハイハットのパターン
まずはハイハットのパターンです。ハイハットを8分音符で叩き、4分音符の位置にアクセントが来ます。譜面で表すとこんな感じです。
![カメレオンのハイハットのパターン](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-05-233309-300x135.png)
なんだ簡単じゃないかと思われた方もいらっしゃると思います。しかし!!こういうシンプルなフレーズこそ真面目にしっかり演奏しなければなりません。
大きい音は大きく、小さい音は小さく。ダウンストロークとアップストロークを丁寧に演奏して音の強弱をはっきりと付けましょう。
スネアのパターン
次にスネアのパターンです。スネアは1拍目の16分音符4つめの位置、それから4拍目アタマに叩きます。普通の8ビートの2拍目4拍目にスネアを叩くのではなく、2拍目のスネアがちょっと早いタイミングで鳴ることになります。
![カメレオンのスネアパターン](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-05-233529-300x125.png)
このように拍のアタマにアクセントが来ないビートを「スリップビート」とか呼んだりします。これがリズムにスリリングさを加えます。この曲でもこのスネアのズレがかなりキモになっています。
バスドラムのパターン
バスドラムはこのようなパターンです。
![カメレオンのバスドラム](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-05-233546-300x132.png)
3拍目のバスドラムのパターンがキモになります。16ビートで16分音符のバスドラムのコントロールをしたことがある人は少し練習したらできると思います。まだバスドラムで16分音符を演奏したことが無い人は下記のパターンの練習から始めてください。
(ex-1)
![](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-23-133151-300x105.png)
(ex-2)
![](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-23-133207-300x116.png)
上の二つができたら下記のパターンにチャレンジです。
(ex-3)
![](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-23-133221-300x120.png)
これができたらかなりカメレオンパターンに近づきます。
「足で16踏んだことないけどあと3時間後にはこの曲をそれなりに演奏せなあかんねん」という人は3拍目を8分ウラで踏んでください。これでもそれなりに聴こえます(^^)
(ex-4)
![](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-23-133618-300x108.png)
セットで演奏する
ハイハット、スネア、バスドラムのパターンがそれぞれできたらこれをドラムセットで演奏してみましょう。譜面はこのようになります。
![カメレオンのリズムパターン](https://tsujikawadrums.com/wp/wp-content/uploads/2020/12/スクリーンショット-2020-12-05-233605-300x135.png)
演奏動画はこちらです。
ハイハットのアクセントがスネアやバスドラムのパターンに持っていかれないように練習してください。4分音符のパルスを感じながら4分、8分、16分の音符を丁寧に演奏すればできます!!!根気強く練習してください(^^)
おわりに
今回はハービーハンコックのカメレオンのリズムパターンを紹介しました。簡単なようでちゃんとやると難しい、そんな曲がファンクセッションスタンダードには多いです。セッションで「お、あいつええな」と思ってもらうために(笑)ニュアンスまで完コピしましょう!そのために僕のブログや動画が役に立てば幸いです。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
辻川Drum School
~関西の出張ドラムレッスン~
LINEからでもお問い合わせ可能です。