【セッション定番曲パターン習得!!vol/2】Chameleon / Herbie Hancock
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はじめに

こんにちは!ドラマーの辻川郷です。
今回はファンクセッション4Cと呼ばれるファンクセッション定番曲(Cantalope Island、The Chicken、Cissy Strut、Chameleon)の中から一曲ピックアップしてそのリズムパターンを解説してみたいと思います。このようなリズムパターンです。
カメレオンのリズムパターン
それでは早速解説していきたいと思います。

ハイハットのパターン

まずはハイハットのパターンです。ハイハットを8分音符で叩き、4分音符の位置にアクセントが来ます。譜面で表すとこんな感じです。
カメレオンのハイハットのパターン
なんだ簡単じゃないかと思われた方もいらっしゃると思います。しかし!!こういうシンプルなフレーズこそ真面目にしっかり演奏しなければなりません。
大きい音は大きく、小さい音は小さく。ダウンストロークとアップストロークを丁寧に演奏して音の強弱をはっきりと付けましょう。

スネアのパターン

次にスネアのパターンです。スネアは1拍目の16分音符4つめの位置、それから4拍目アタマに叩きます。普通の8ビートの2拍目4拍目にスネアを叩くのではなく、2拍目のスネアがちょっと早いタイミングで鳴ることになります。
カメレオンのスネアパターン
このように拍のアタマにアクセントが来ないビートを「スリップビート」とか呼んだりします。これがリズムにスリリングさを加えます。この曲でもこのスネアのズレがかなりキモになっています。

バスドラムのパターン

バスドラムはこのようなパターンです。
カメレオンのバスドラム
3拍目のバスドラムのパターンがキモになります。16ビートで16分音符のバスドラムのコントロールをしたことがある人は少し練習したらできると思います。まだバスドラムで16分音符を演奏したことが無い人は下記のパターンの練習から始めてください。
(ex-1)
(ex-2)
上の二つができたら下記のパターンにチャレンジです。
(ex-3)
これができたらかなりカメレオンパターンに近づきます。
「足で16踏んだことないけどあと3時間後にはこの曲をそれなりに演奏せなあかんねん」という人は3拍目を8分ウラで踏んでください。これでもそれなりに聴こえます(^^)
(ex-4)

セットで演奏する

ハイハット、スネア、バスドラムのパターンがそれぞれできたらこれをドラムセットで演奏してみましょう。譜面はこのようになります。

カメレオンのリズムパターン
演奏動画はこちらです。

ハイハットのアクセントがスネアやバスドラムのパターンに持っていかれないように練習してください。4分音符のパルスを感じながら4分、8分、16分の音符を丁寧に演奏すればできます!!!根気強く練習してください(^^)

おわりに

今回はハービーハンコックのカメレオンのリズムパターンを紹介しました。簡単なようでちゃんとやると難しい、そんな曲がファンクセッションスタンダードには多いです。セッションで「お、あいつええな」と思ってもらうために(笑)ニュアンスまで完コピしましょう!そのために僕のブログや動画が役に立てば幸いです。
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