パラディドルの練習方法
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こんにちは。ドラム講師の辻川郷です(^^)今回はパラディドルについて書いていきたいと思います。
パラディドルというのはルーディメンツの一つで、スティックコントロールの向上という点ではピカイチにオススメ練習方法です(^^)

なぜかというとパラディドルにはダウンストローク、アップストローク、タップストローク、ダブルストロークロールの全てが含まれているからです。やり方によってはフルストローク、シングルストロークロール、トリプルストロークロールも含むことができるので、ほぼ全てのストロークを網羅した練習ができます。

 

基本の4つのパラディドル
まずは16分音符で基本の4つのパラディドルを練習しましょう。それぞれ16分音符の一つ目にアクセント、2つ目にアクセント、3っつ目にアクセント、4っつ目にアクセント、となります。
ストレートパラディドル(1つめ)
ディレイドパラディドル(2つめ)
リバースパラディドル(3つめ)
インワードパラディドル(4つめ)




これらを演奏するとこんなふうになります。

効果的な練習方法
パラディドル(Para-Diddle)の基本的な考え方はダブルストローク(Diddle)の後にシングルストローク(Para)のアクセントが続く、というものです。つまりダブルストロークをしている間に次のアクセントのアップストロークをするということです。慣れると普通のシングルストロークでアクセントするよりも速くキレイに演奏できます。
パラディドルを練習する方法として僕は大きく分けて3っつあると思っています。アクセントの順で言うと、1.2.3.4の順番、1.3.2.4の順番、それから1.3.4.2の順番です。

1.2.3.4の順番
ストレート、ディレイド、リバース、インワードの順番で演奏していきます。この順番で練習するときのポイントはディレイドからリバースに行く時にスリーストロークが出現することですね。テンポが速くなるとスリーストロークぽく演奏しないと間に合わなくなります。

1.3.2.4の順番
ストレート、リバース、ディレイド、インワードの順番で演奏していきます。この順番で練習するときのポイントはインワードからディレイドに行く時にダブルストロークが拍をまたぐことを意識することです。

1.3.4.2の順番
ストレート、リバース、インワード、ディレイドの順番で演奏していきます。この順番が一番難しいと思いますので頑張ってください。この順番で演奏するとディレイドが終わってストレートに戻る時に左手になります。つまり左手スタートのそれぞれのパラディドルを演奏することになりますので、2周で一括りという感じです。これをスラスラと詰まり無く演奏できるとスティックコントロール的にかなり上達していると言えます。

淀みのないダブルとシングルの切り替え、均等なアクセントとノーアクセントの音量差を目指しましょう。実際のドラムセットでこれらのフレーズをそっくりそのまま使うことはあまりないように思います。目的は総合的なスティックコントロールテクニックの向上です。(撮影も何回もミスったのはここだけの話笑)
しかし足と絡めたパラディドル風のフレーズや、パラディドルにインスパイアされたようなリズムパターンやフィルインなどは多数存在します。また次回以降に紹介していきたいと思います(^^)

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