はじめに
こんにちは!ドラマーの辻川郷です。この度、僕が愛してやまないポップパンクドラムのレジェンド、トラヴィスバーカーのフレーズの解説動画をアップしました!!どうぞご覧ください(^^)
彼はポップパンクバンド、blink-182というバンドのドラマーなんですが、本当に大好きで世界で一番好きなドラマーです。今回の動画で4曲分5フレーズを紹介しています。トラヴィスのドラムをコピーしようとしている方には有益な動画だと思いますのでお役に立てれば幸いです(^^)
Travis Barkerとの出会い
トラヴィスバーカーを初めて聴いたのは、何かのコンピレーションCDに入ってた「オールザスモールシングス」なんですが、(2000年代初頭当時コンピ系CDめちゃ流行ってましたね)なんかわけわからん気持ちになったのを覚えています。というのも、めちゃ失礼な言い方ですが、まあ曲もそこまでメロディアスでもない、ボーカルの声がヘン、曲調も普通やし、ギターの音もベースの音もなにもかもが普通だし、ドラムがやっているフレーズも全然普通なんやけど、このドラム何かがバグっている、ていう風に感じました。音抜けが良すぎるというか、信じられないくらいガシャガシャ言うてるんですよ(笑)
調べてみたらドラマーはトラヴィスバーカーと言う人だと。で、気になってきたのでその「オールザスモールシングス」が入ってる「エニマオブザステイツ」を買って聴きました。そしたら全曲そんな感じなんですよ(笑)つまり曲調は普通のポップパンクなのにドラムだけ音がバグってるっていう感じの曲が12曲くらい続くんですよ(笑)
当時ポップパンクが流行ってて僕もめちゃめちゃ聴いてたんですけどSUM41、New Found Glory、Simple Plan、Good Charlotte、Rufio、Zebraheadとか手に入るCDはパンクロックなら何でも聴きました。段々さかのぼっていってNOFX、Strung Out、LAGWAGON、No Use For A Name、Bad Religion、Pennywise、Descendents、Green Day、The Vandalsとか、めっちゃ聴きました。エピタフピザオブファット全部聴きました。でもやっぱりこのblink-182のドラムの音は他のパンクバンドにはないんですよ。いい意味でも悪い意味でも他のバンドのドラムの音はいわゆる「パンクバンドのドラムの音」。このブリンク182のドラムの音は間違いなく「トラヴィスバーカーの音」なんです。
後から色々調べるうちにマーチング出身でスティックコントロールテクニックに長けているということを知りなるほどそういうことかと思いました。でもいくらコントロールテクニックが良いと言っても、音抜けが良くなるのはわかるのですが、ドラムセットであそこまで独創的なフレーズができるのは本当にすごい。出会ったときから今までずっと、衝撃を受け続けているドラマーの一人です。
今回解説した4曲を紹介します
今回フレーズ解説した曲を載せておきます(^^)
まずは僕がトラヴィスにはまるきっかけとなった「オールザスモールシングス」。まじでアホみたいなMVですが、当時このスタイルでバカ売れしたんですね。彼らが歳を取るにしたがって下ネタお下品系のスタイルは薄れていくんですが、今でもライブ中にメンバー同士で局部を触りあったりしています(笑)
この曲で紹介したフレーズは演奏してみればそこまで難しいことをしているわけでもないんですが、音抜けが異常なくらい良すぎて、シンプルなポップパンクの曲の中だと違和感を感じるんですよね(笑)中学生だった郷少年のハートを打ち抜いたフレーズです。
二つ目に紹介するのは「テイクオフユアパンツアンドジャケット」に収録されている「アンセムパート2」のAメロのフレーズです。このアルバムからシリアス度がグッと増して、オトナなblink-182になりました(笑)このAメロフレーズ、当時はなぜそんなところにシンバルが入るのか、まじでわかりませんでした。こういうアイディアってマーチングからは来ないと思うんですよね。すごいセンスです。ほんまにかっこいいです。
次に紹介するのは同じく「テイクオフユアパンツアンドジャケット」に収録されている「レックレスアバンダン」という曲です。このバケラッタフレーズで僕はバケラッタフレーズが何たるかを学びました。聴いてもらえればわかると思いますが、とんでもない音抜けです。それから3つ割りフレーズというのもこのフレーズから学びました。僕はこのアルバムが本当に好きです。ドラマーでこのアルバムを聴いたことない人はそこそこいると思いますが、このアルバムを聴いたことのあるドラマーの中でこのアルバムが嫌いと言う人は少なそうな気がします。それくらいドラマー的にはおいしいフレーズの宝庫です。
最後に紹介するのはアルバム「ブリンク182」に収録されている「Always」という曲の2番のBメロ部分です。セルフタイトルでアルバム全体を通して気合の入ったサウンドです。このアルバムの中からメロウな一曲「Always」という曲を取り上げます。このフレーズも「普通こんなん入れる?」っていう感じのフレーズで、まさにセンスの塊って感じです。
おわりに
今日はトラヴィスバーカーのフレーズについて解説しました。当然まだまだ紹介したいフレーズがいっぱいありますので、シリーズ化してお届けしたいと思います。チャンネル登録も是非よろしくお願いします(^^)
今回紹介したフレーズはInstagramやTikTokでも切り抜いてアップしています。よろしければこちらも是非フォローしてチェックしてください(^^)それではまた!